ヘザーストリート・ワークショップ 2

<center style="text-align: left;">ボランティアの人たちがあれこれと用意をしています。人ごとみたいに言ってますが、私も本来はのんびり写真など撮ってないで一緒に働かなくてはならないのです。</center>
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一応形だけ何かしている振りをします。これはイラストと評価表を貼り付ける台を作っているところ。使うものは原始的なのです。<br>
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小学生くらいの男の子もお手伝いしていますが、コ・デザインの主要メンバーの息子なのです。5歳くらいのころからワークショップ会場でうろうろしているので、お手伝いもお手の物です。もうちょっと大きくなったらアーティストを補佐する書記として児童労働をさせられることでしょう。<br>
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若き後継者の一人がイラストを練習しています。<br>
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本物のアーティストが描いたものをトレースしているのです。この子はとても熱心で、この後もたくさん書いていました。もともと教育者でもあるスタンレーさんの最近のお仕事は、こうした後継者を育成することが焦点になっています。でもやっぱり他の仕事も多いみたいで、90歳の年寄りだというのに、スタンレーさんにデートの時間を工面してもらうのは一苦労なのです。<br>
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ボランティアスタッフ向けのおやつも用意されていました。<br>
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さて、そういうわけで今回の開発地域はこちら。バンクーバーのダウンタウンから南に行った、住宅地の真ん中です。それにしても、昔の開発者がいかに安直に定規で街づくりをしたかがよく分かる地図ですね。こうして強引に道を作ったおかげで、バンクーバー市内には今でもおよそ200本の地下河川が流れています。地下にしてしまったのですね、無理矢理に。これを再び地上河川にするのは不可能に近い事業で、デイライティングと言いますが、なかなか進んでいません。<br>
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拡大図。Sさん、ご自宅のすぐ近くですね。今はここに昔の古い邸宅や警察や労働事務所や病院などがあり、既にそれらが移転・閉鎖することだけは決まっているのです。<br>
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開発予定地の詳細や質問事項などを書いた用紙とご意見箱。「この予定地とあなたの関わりは何ですか」、「年齢は?」、「一緒に住んでいる19歳以下の子供はいますか?」、「この地域の特徴は何だと思いますか?」、「どのような住宅形態が望ましいですか?」、「居住以外ではどのような用途が望ましいですか?」、「どのようなコミュニティー・サービスが必要だと思いますか?」、「予定地にある1912年に建てられた大邸宅は保存すべきだと思いますか?どう使用すべきだと思いますか?」、「公園などの設備についてはどう思いますか?何が必要ですか?」「徒歩、自転車、公共交通、自動車など、交通についてはどう思いますか?」、「特に歩行者についてはどのような考慮をすべきだと思いますか?」、「開発による環境への長期的な影響を抑えるために何をすべきだと思いますか?」、「いろんな施設や設備は予定地のどこに作るのがいいと思いますか?」、「他に何かご意見はありますか?」、、、<div><br>
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<div>かなり徹底した質問用紙ですが、何人もの人が熱心に書き込んでいました。でも、やっぱり20人では足りません。大変だとは思いますが、何とかしてもっともっとたくさんの人に知ってもらう必要があると思います。<br>
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ようやく始まりましたが、椅子がいっぱい余ってるし、半分は関係者です。<br>
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市役所の担当者のお話があり、それから原住民団体代表者のおじさんが登場して貫禄のあるお腹から立派な太い声を出して何事か述べ、それから開発会社の人が何か言い、そしてスタンレーさんが登場しました。原住民のおじさんはシャツの下からお腹がはみ出ていましたが、スタンレーさんはセーターの裾のあたりが妙なことになっています。。。</div>
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<div>なお、原住民のおじさんはこのあたりの広大な地域に住む3つの部族を代表していました。マスキアム、スコーミッシュ、という二つはよく聞きますが、もう一つ、ツレイル・ウォタース(?)というのは初耳でした。これはノースバンクーバーからディープコーブにかけての地域に住む800人ほどの小さな一族で、スコーミッシュ族と血縁関係がありますが、多くの部族が結束してスコーミッシュ族となったときにツレイル・ウォタース族は独立してやっていくことを決めたという背景があります。代表者のおじさんは「我々は互いの相違を乗り越えてなんたらかんたら」と言ってたので、やっぱりいさかいもあるのでしょう。おじさんは酋長さんたちのメッセージを伝えるために開発のこの最初の場に出てきていて、どう見ても一般カナダ人(と中国人に代表される移民)ばっかり住んでるように見える地域の開発でも必ず原住民との関係が出てくるカナダの難しさを感じました。</div>
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<div>なお、おじさんは「ご心配なく、カジノは作りませんから」と言って笑いを誘ってましたが、カナダのギャンブル産業は原住民がほぼ一手に握っているそうなので、「カジノは作らない」というのもブラックジョークの一種なのでしょうね、たぶん。</div>
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by ammolitering7 | 2016-10-16 12:02


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