ヘザーストリート・ワークショップ 3

<center style="text-align: left;">コ・デザインのワークショップそのものについてはもう何度も書いたので詳しいことは省きますが、最初にこうして参加者にいろんなアイディアを出してもらってそれを大きな紙に書き留めます。</center>
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書き留めたものを分類して、今回はアーティストが7人いたので7つのテーマに分け、椅子も7つの円陣を作り、参加者に好きなテーマのところに参加してもらいます。私は「コミュニティーとコミュニティーの暮らし」というところに書記としてあてがわれました。ここに参加したのはたったの一人、インド人のような見た目のカナダ人のおばさんです。<div><br>
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<div>最初にみんながてんでにアイディアを出すという時間には、一人だけとてもつたない英語で熱心に長々と演説する中国人のおじさんがいました。彼の意見は非常に分かりにくかったのですが、要するに交通に関することらしく、これはやっかいなのが登場したぞ、と思っていたら、そこはやっぱり大御所のスタンレーさんが交通関係のテーマを担当することになったのでした。<br>
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おばさんはとても熱心で、アーティストの描くボードの上で指図をするだけでは飽き足らず、「ペンと紙を貸しなさい、ほら、ここがこうなってて、ここのところにこういうふうに作って、、、」と、自らアーティストになって地図やイラストを描いてくれました。<br>
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ところがそうこうするうちに会場が停電してしまいました!風はそれほど吹いていなかったのですが、やっぱり嵐の影響なのだと思います。こうなることを予想して、停電した場合にはそれから上限1時間で会場を出るように、というお触れが出ていたので、急いで仕上げにかかります。でも、私たちが担当していたおばさんは停電したことさえ全く気づかない様子で能弁にアイディアを語り続けたのでした。<br>
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私たちの席は窓辺だったので、停電しても明るいです。<br>
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最後はそそくさと会場を畳んで、ろくに評価する時間も取れないままお開きとなりました。いつもならこれから打ち上げで食事にでも、ということになるのですが、今日はこれから台風がひどくなるから、ということでその場で解散しました。永遠の無関係者ながら、なんだかんだで長年こうして呼んでいただいているのは有難いご縁だと思います。皆さん、どうもありがとうございました。</div>
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<div>なお、<a href="http://vancouver.ca/home-property-development/heather-street-lands-planning-program.aspx" target="_blank">今回の開発計画の詳細は市役所のサイトで見られます。今後も2年間くらいアップデートされ続ける予定です。</a>それから、<a href="http://en.clc.ca/property/21" target="_blank">こちらは開発会社である「カナダ・ランド・カンパニー」のサイトです。</a> </div>
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帰りに開発予定地を歩いてみました。風が強くなってきていて、マフラーと手袋と分厚いコートが欲しいところでしたが、薄っぺらなレインコートを羽織っただけで凍えながら歩きました。これが1912年に建てられた大邸宅。もともとは男の子のための学校だったのだそうです。その昔のカナダが本当にヨーロッパ系の白人の国だったというのがよく分かりますね。会場には、おじいさんがこのあたりを馬で回って新聞などを配達していた、というおばあさんがいました。<br>
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1970年代あたりに建てられたのかな、というイメージの建物。1912年の建物は保存委員会までできそうな勢いなのに、1970年のものは誰も見向きもしないというのはこれいかに。。。<br>
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雨のせいもあるでしょうが、いつ取り壊されてもおかしくない風情の建物。このあたりにはこうした古い大きな建物が集中していますが、近隣の市民の集まるようなちょっとした中心地になるようなところがないので、そういうところを作って欲しい、という声が多かったです。なお、20名程度の参加者は半分が中国系らしいアジア人、あとの半分はほとんどが白人、男女比は半々、年齢層は中高年というところでした。<br>
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秋の色の木々。昨今の住宅事情を反映して、今回の予定地にも少なくとも4~5階建てのコンドミニアムが複数作られることになるのは間違いないでしょう。でも、それでもこうしたのどかな感じが保たれたデザインになるといいなと思います。<br>
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皆様、ずいぶんお久しぶりでございます。長いこと更新していなくてすみません。久しぶりに更新しようとしたらパスワードなどが分からなくなってしまっていて、ちょっと困りました。私はどうもいろんなことに浅く広く首を突っ込む癖があり、都市計画についても中途半端にこうして末席を濁しておりますが、本格的にやっているコ・デザインの皆さんはほんとに頑張っていて、私が関わっていないプロジェクトもたくさんあります。スタンレーさんは来年4月に90歳というお年ながら頑張っておられ、カナダ国内各地に出張もなさっています。でもやっぱりだんだん無理は利かなくなってきているので、これからはお弟子さんたちの頑張りに期待したいところです。

スタンレーさんに何かメッセージがある方は、こちらのサイトだとあまり使わないためかすぐにコメントできなくなってしまうので、私の私の日記サイトのほうにコメントを残してください。

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by ammolitering7 | 2016-10-16 12:09


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