2008年1月フォールスクリーク

さて、世界に名だたる(都市計画の世界では、ということでしょうか)住宅地フォールス・クリークの様子をご紹介します。今は寒いので緑が凍り付いてますが、春夏秋は花が咲いててきれいです。場所はカナダのバンクーバー。ビルが立ち並んだ市街地から橋を渡ったところにあります。これは橋の上から市街地を振り返ったところ。
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これも同じく橋の上から市街地のビルと海と隣町の山を見たところ。
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橋の下にはマーケット。グランビル・アイランドという出島です。工場と学校と市場と港と駐車場とアーティストスタジオが雑多に混在する妙なところ。
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ここで市街地を振り返るとこんなふう。
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しかし対岸を見るとこんなふう。
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マーケットに行ったら、いつも行くお店があります。ガーデン系の小物のお店です。おしゃれだけど落ち着いてて、空気が気持ちいいのです。流れる水の小物と、きれいな音のチャイムと、あと、ガラスと鉄がたくさん。貝殻と緑も。造花もたくさんあるのですが、全然ちゃちじゃないのです。ふと見ると、カウンターに猫が乗ってました。飾りかと思ったら、生きてた。。。
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お店の一部はこんな感じ。
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それと、これはお茶を飲んでた水辺の喫茶店で。テーブルのガラスの下にコーヒー豆が敷き詰めてありました。大きなマフィンはクランベリーとパイナップル入り。おいしかったです。あと、フォールスクリークの続きはまた後日載せますね。
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# by ammolitering7 | 2013-01-23 03:49 | フォールスクリーク

2009年4月ワークショップのレポート2

3-6.サイトウォーク(現地視察)

タイムラインで出された様々なアイディアは、係りの人によって大きく5つに分類されました。「一人でする活動」、「みんなでする活動」、「教育や学習関係の活動」、「移動や通行に関する活動」、「特別なイベント」です。さらに、それぞれに一人のアーティストと補助係が付き、参加者は自分の興味関心に従っていずれかを選びました。このとき、このテーマには何人、というような枠はありませんでした。それでもそれほど極端な人数差もなく、大体6-8人ずつで落ち着いたようでした。

それから中庭に出て、グループごとに見てまわりました。カジュアルな雰囲気の中でさらにアイディアを出し合い、係りの人がそれを残さず書き留めました。手早くスケッチをしているアーティストもいました。しばらくすると昼食のピザが届き、皆で頬張りながら寛いだ雰囲気の視察が続きました。

なお、ワークショップの参加者は、私を含めた少数の無関係者を除いて、皆問題の中庭に多少関わりのある人たちだろうと思います。タイムラインでアイディアを出すという段階の前に視察をしなかったのは、そのためだろうと想像します。そう仮定すると、すでに荒れた様子を見知っている中庭についてまず理想像を描いてから改めて現地を視察するのは、見方を肯定的に保つためにも有効であるだろうと思いました。


3-7.チャック・スミスさん

私が選んだのは「一人でする活動」でした。担当アーティストは進行係りをしていたチャック・スミスさん。同じ活動を選んだ他の人たちは係りの人と一緒に視察していて、スミスさんは一人でスケッチをしていたので、少しお話を伺いました。

スミスさんはスタンレー・キングさんのお弟子さんです。大学生の頃、教授だったキングさんに誘われて、後にCo-Designと呼ばれるようになったこのワークショップ方式の手伝いをするようになりました。それ以来、今に至るまで30年の長きに渡ってキングさんと一緒に活動を続けています。他にも30年一緒に働いているメンバーたちがいるそうです。蛇足ですが、スミスさんの筆跡はキングさんのそれにそっくりです。他の4人のメンバーたちの筆跡も、区別がつかないほどよく似ています。

Co-Design Groupはフルタイムの会社ではないので、皆それぞれ日頃は別の仕事をしています。スミスさんは普段はアルバータ州のカルガリー市にある自分の会社で建築士として働いています。日頃からたくさんスケッチをするというスミスさんは、自分のスタッフにも手描きでする作業の大切さを教えているそうです。若いスタッフは何でもコンピューターでやろうとするそうですが、顧客は手描きのイラスト画のほうを喜んでくれるそうです。コンピューター・グラフィックのイラストだと「なんでこんなもの」という顔をされ、作り直しを要求されることもあるそうです。

尊敬する師であるキングさんが開発したコー・デザインというこの方法は、とても有効だとスミスさんはおっしゃいます。「とても意義のある仕事です。人は皆、自分の声を聞いて欲しいのです。一方的な押し付けからは対立しか生まれません。自分もいつかキングさんのようになりたいし、コー・デザイン方式を次の世代にも伝えたいと思います。とても楽しい仕事です。」

3-8. 作画

部屋に戻ると、椅子が5つのグループに分けられていました。人々がそれぞれの場所に落ち着くと、次のステップである作画が始まりました。スミスさんの周りに集まって、係りの人がメモをもとに最初の活動を提案します。この段階の鉄則は、「まず人から描くこと」だそうです。(そうしない場合はキングさんに見つからないようにこっそりとする、というルールもあるそうですが。)これは、「自分が何かをしている、感じている」というのが人の感覚の基本だからです。自分の五感を大切にする、というのはワークショップ全体を通して強調されることであり、作画用紙の左上にもそれを解説した図が印刷されていました。

私たちは全部で4つのイラストを描きました。実際に描いたのはスミスさんですが、スミスさんを手足のように使うのは参加者です。「こんな感じですか?こんなふうですか?」と細かく何度も詳細を尋ねられ、参加者が自分の心の中の映像をアーティストに視覚化してもらうのです。出来上がった絵に対しては、自分でペンを握っていないにも関わらず自分で描いたような感覚が生まれました。

最初のイラストは「テーブルでコーヒーを飲んでいる」というものです。椅子に座った人物を描いたあと、スミスさんは「どんなテーブルですか?」と尋ねました。出てきた答えを描き込んだあとは、「周りに誰かいますか?周囲には何がありますか?その向こうには何がありますか?何が聞こえますか?」という調子で尋ねながら描きつづけます。花の咲く木の下にいる、鳥の巣箱がある、という私の思いつきもイラストの一部になりました。いろんな活動の様子が目の前でみるみるうちに絵になっていくのは感動的です。線画のあとはカラーペンを使って色もつけていくので、ますますリアルな感覚がありました。

他の3つのイラストは、「ヨガをしている」、「ジョギングをして中庭に入ってくる」、「彫刻ガーデンを散策している」というものです。いずれも白い紙の真ん中でぽつんと何かをしていた人の周りにどんどん世界ができていきました。スミスさんはスケッチをもとに素早く描いていきます。一口に「彫刻ガーデン」と言っても人によって想像しているものは全然違ったりするので、アーティストが的確な質問を繰り返しながら曖昧模糊としたものを明確な形にしていくことによって、参加者は自分の心の存在をはっきりと肯定されたという満足感を得るようでした。

係りの人は、既に出されていたアイディアのリストを見ながら、抜け落ちがないかどうかをチェックします。発言がポジティブを維持し、活発で滑らかな議論が進むようにするのも係りの人の仕事であるようです。


3-9. タイトルと説明書き

絵ができあがると、それぞれにタイトルをつけました。タイトルには必ず動詞を入れるのが決まりだそうです。さらに、後の評価のためにイラストの要点に細かい説明を入れました。次に、絵の横の別紙に要点を列挙し、最後のその絵を描くのに参加した全員の名前を記入しました。夕方までのワークショップだったので都合で途中で帰った人たちもいましたが、その人たちの発言も絵の一部になったので名前が記載されました。

作画の作業は丸々3時間続きましたが、終始とても楽しい雰囲気に包まれました。笑い声が絶えず、中には突然歌いだした人もいました。最後のほうには参加者が色塗りに加わっていたグループもあったし、3時間でも足りずに熱心に議論とイラスト描きを続けるグループもありました。通りがかって飛び入り参加する学生たちもいました。大学の係りの人の一人は、これからもこのワークショップを大学内の他のプロジェクトにも使いたい、という感想を語ってくださいました。


3-10.展示・評価・閉会

イラスト画は、全部で15枚ほどできました。ずらりと並んだ様子を見ると、満足感があります。それぞれのイラストの横には評価表が作られました。評価は3段階になっていて、「素晴らしい、ぜひ実行しよう」、「いいアイディアだけれど、もっと工夫が必要」、「いいアイディアだけれど、もっと他に向いている」というふうに分かれています。これは、一般的には「良い」、「まあまあ」、「悪い」というふうに表現されるようなものですが、こういうところにも他者の意見を尊重する姿勢が現れているなと思います。今回のワークショップに参加した人々が、みんな評価にも参加しました。キングさん、アーティストの人たち、カメラマン、係りの人たち、飛び入りの人たち、、、みんなです。

閉会の挨拶は、なんとなくざわついた中でなんとなく皆の注目を求めて、手短に行われました。天気の良い週末に丸一日を費やしてデザインつくりに貢献してくれたことに対する、感謝の言葉が主な内容でした。人々は開会前と同じように方々で集まって、アーティストや関係者と熱心に話し込んだりしていました。いつまでも絵に色を加え続ける人たちもいます。受容と肯定がもたらす熱意を実感した一日でした。

4-1. 一般展示・評価

ワークショップの翌週には、ブチャナン・ビル群の別の建物でイラスト画の一般展示と評価が行われました(4月22日水曜日から24日金曜日まで)。会場はワークショップが開かれた建物よりも人通りの多い建物が選ばれました。イラスト画が並べられ、ペンが用意されて、通りがかった人たちが一人一回投票できるようになっています。「気が付いたことを何でも書いてください」と書いた大きな紙もあり、ここでは自由に意見を表明できるようになっていました。また、評価や意見は無記名なので、誰であるのかを知るためのアンケート表もありました(学生、教職員、その他、などから選ぶ)。私は水曜日に行ってみましたが、数人の人たちが熱心にイラスト画を検討して意見を書き込む様子を見ることができました。


4-2.ワークショップの感想

こうして様々な人の声を集めることで、デザインをする人たちと将来的な利用者の間に信頼関係が生まれます。もちろん、様々に実際的な制約があるので、集まったアイディアがすべてそのまま実現されるわけではありません。キングさんが以前お話ししてくださったところでは、デザイナーが机上でデザインをするときは、デザインのためのデザインに陥りがちなのだそうです。本来は利用者のために作っているはずなのに、いつのまにか利用者の姿が忘れられてしまうのです。このようなワークショップをすることによるデザイナーにとっての利益は、民意を形にしたものを作ることで、本来の方向性を見失わずにデザインできるという点にあるそうです。

利用者にとっては、開発計画にありがちな「一方的な押し付けとそれに対する反対運動」という図式を避け、全体のために共同して何かを作る、という意識を培うことができるのが大きな利点と言えるでしょう。コー・デザイン方式は、本来は無力な子供たちのストレスを緩和するために考えられました。自分たちの手の届かないところですべてが決まって、環境の激変にさらされる子供たち。彼らが周囲の権力者や大人たちへの不信や断絶感を抱くのは自然なことです。ことの本質は大人であっても変わらないのだと思います。

また、こうしてデザインの最初の段階からデザイナーと直接会って深いコミュニケーションをとることで、完成した場所に対して「ささやかながら自分も一緒に作った」という意識を持つのは想像に難くありません。そのような意識をもった人々は、出来上がった建物や中庭や町並みを大切に扱うでしょう。愛着が沸き、居心地よく感じるのです。Co-Design Groupが関わった開発計画では、住宅地の流動性が低いとういことが指摘されていると聞いたことがあります。極めて流動性の高いカナダですが、居心地がいいので居ついてしまうのだそうです。今回のワークショップを見て、それが納得できる気がしました。

スタンレー・キングさんは85歳になられ、とうの昔に引退なさっているはずなのですが、そのような様子はあまりありません。キングさんご夫妻は、個人的なお友達として私とお付き合いをしてくださっています。私は建築家でもないし、何の専門的な仕事もしていませんが、だからといって見下すこともなく、常に暖かく礼儀正しく、そして誠実に接してくださいます。まっすぐに目を見て私の意見を聞きだそうとしてくださるので、自分が彼らの目にしっかり映っている、聞いてもらっている、と感じるのです。極めて温厚で、人間という生き物の存在と行動について広く深い理解をしていらっしゃるキングさん。奥様ともに日本文化にも深い関心と尊敬を持っていらっしゃいます。

「誰もが自分の存在を認めてほしい。声を聞いてほしい。仲間に入れて欲しい。人間という動物は、プライバシーを欲すると同時に、疎外されたくない。その欲求が満たされないと摩擦が生じる」とキングさんはおっしゃいます。また、「子供は周囲の大きな状況を理解する力は未熟だが五感が鋭く、大人になるとそれが鈍る。しかし、それでもそれが非常に大切だ」とも言われます。

キングさんとCo-Design Groupは、開発計画が住民との衝突で暗礁に乗り上げたときに調停役として駆り出されることが多いのだそうです。私はある公民館のメンバーですが、そこでは頻繁に何やかやの反対運動の署名を求められます。一方的に押し付けられると反発するのが人間であるようです。Co-Design Groupは、人々の声を十分に聞かなかったことの結果である否定的な抵抗運動を反転して、肯定的で創造的で協同的な土壌を作る役割を果たしているのです。なお、Co-Design Groupはカルガリー市での活動が多いそうです。これは、カルガリー市の政府に一般市民の声を聞くことに対して理解のある方がいらっしゃるからだそうです。


5.ある在学生の声

ワークショップに参加した在学生の一人にお話を伺うことができました。人と人との関わりについて学んでいるその方にとって、このワークショップは極めて学ぶところの多いものであったようです。非常に優れた内容である、という評価をしていらっしゃいました。参加者を皆公平に扱い、一人一人の意見を尊重している姿勢は、開発計画に限らずどんな場合でも大切なので、今後自分でも活かしたいそうです。

「タイムラインを使うことで、その場にいる様子を想像できる。業者や清掃員の存在など、いろいろな視点から対象を見ることができる。それが絵としてその場で反映されていくのは感動的だ。視覚化することで他の人たちとイメージを共有できるのも素晴らしい。アイディアをテーマごとにグループ分けしたのも効果的だった。」

一方で、ワークショップそのものに対してではありませんが、開発計画に対する疑問もありました。これはワークショップの位置づけに対する疑問でもあるので、まとめてみようと思います。

「ワークショップのはじめに詳しく改装プロジェクト自体の説明をすべきだった。

今は景気の後退により学生への必要なサービスも削減されている状態である。自分の所属する学部では、専属の図書館員が学期の途中に解雇された。教師陣も削減されている。そのほかにも予算が減らされて迷惑している事柄がいくつもある。ある大学関係者から聴いたところでは、このプロジェクトはUBCの経営陣が数十年前から優先順位をつけて作っている一連の改装計画のひとつであるそうだが、現状に合わせて毎年見直す必要があるのはないか。中庭の現状が改装を必要としていることは否定しないが、大きなゴミ捨て場のようになっている現状を何とかするためにゴミ箱を移動する、水はけを良くする基礎工事をする、芝生の植え替えをする、など、もっと簡単で低予算の改装で十分ではないのか。

なぜ今、この大掛かりな改装をするのか。学生が望んでいるのは美しい中庭よりも前に十分に勉強できる環境である。この改装を本当に望んでいるのは誰なのか。ワークショップが開かれた4月18日は、すでに学期が終わったあとである。学部の学生はほとんどいない時期にこういうワークショップを開いたのであれば、これが学生の希望とは思えない。実際に中庭を使うことになるのはほとんどが学部生だが、彼らの意見は十分に聞いたのか。自分は知人を通して偶然にこのワークショップのことを知ったが、学部生やほかの在学生に対して十分な宣伝はしたのか。

また、ワークショップは現地を視察しないで始まったが、これは参加者がすでに中庭の様子を知っているということを前提としてあるからだと思う。つまり学部関係者ばかりであることを想定していたのだろうが、そうであれば学期内に行わなかったことはここでも矛盾している。関係者および一般市民が対象だったのであれば、タイムラインの前に現地を見せるべきだった。

ワークショップは非常に優れた内容であった。指導したプロの人たちへの謝礼や、準備のための費用や労力など、総合的なコストは小さくはないはずである。そうであればこそ、学校が休みに入った時期に行われたこと、学部生の参加が少なかったことなど、もったいなかったという感想が強い。時期を選んでいればもっと生きたものになっていたはずである。

中庭の完成は来年の6月だというが、学生のいなくなった4月半ば過ぎにひっそりとワークショップを開いてアイディアを集め、14ヵ月後には完成しているという計画は、何をそんなに無理して急ぐのか、どういう理由があるのか、という疑問を抱かせずにはおれない。結論として、今この時期に中庭の大掛かりな改装を強行するという決定、その前提そのものに問題があるという感が否めない。」


6.資料

スタンレー・キングさんとCo-Design Groupに授与された賞など。
*「カルガリー・メモリアル・ドライブ」に対して、カナダ造園学会から全国名誉賞。2006年。
*「バウ・バレー・コンセプト計画」に対して、カナダコミュニティー計画委員会から優秀賞。2001年。
*他、多数。

詳細はウェブページを参照してください。
http://www.co-designgroup.com/
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# by ammolitering7 | 2013-01-23 03:29 | ワークショップ

2009年4月ワークショップのレポート1

Co-Designワークショップ参加レポート

日時:2009年4月18日、土曜日。午前10時から午後5時。
場所:バンクーバー市内にある大学(UBC、University of British Columbia)、
美術学部に属するブチャナン・ビル群の中庭
参加費用:無料。お茶、昼食、ソフトドリンク、お茶菓子のサービスあり。

指導:Co-Design Group (コー・デザイン・グループ)
主催:UBC

1.ワークショップの要旨

先日、建築デザインに関するワークショップに友人3人と一緒に参加しました。これは、UBC美術学部に属するブチャナン・ビル群の2つの中庭を改装するに当たって、学生や教職員その他から広く意見を聞くために開かれたものです。

UBCは学生総数が5万人を超える非常の規模の大きな大学であり、敷地内には一般居住者向けの分譲マンションなどもあります。改装予定地のすぐそばにはコンサートなどが頻繁に開かれている大きなホールもあり、一般市民にも親しまれています。各国からの研究者やその家族なども多いので小さな町のような様相を呈しており、美術学部の中庭と言っても実際に利用するのは単に学部内の学生に止まらないことが予想されます。そのため、ワークショップは参加者の対象を学部関係者だけに制限せず、UBCへの入学を希望する高校生や都市計画に興味を持つ一般人など、誰にでも門戸を開いて募集されました。

改装の目的は、学生や教職員が様々に活用できる場となるようにすること、そしてコミュニティーの雰囲気をかもし出すような場所にすることです。ワークショップを指導したのは、Co-Design Groupという建築関係者の集まりです。これは民意を汲み上げる独特の活動で内外で高い評価を得ている組織です。


2-1.中庭と周辺の様子

UBCは広大なキャンパスを持ち、たくさんの建物が余裕を持って配置されています。道幅も広く、車道が縦横に張り巡らされているので、敷地内だけを往来するバスだけでも何本かあるほどです。一般人の私たちは、大きなバスターミナルで降りたあとは地図を片手に目的地を探しました。手入れの行き届いた美しい町並みを見ながら、10分弱歩いてブチャナン・ビル群にたどり着きました。細い道を挟んだ向こうには、美しい芝生の丘があり、見事な桜の木が満開でした。当日はとてもいい天気だったので、青空には白い雲、芝生の緑、薄桃色に広がる薄桃色の桜、と、絵に描いたような景色が広がりました。花の下では若者たちがたわむれ、乳母車を押してきてお喋りに興じるお母さんたちもいるし、寝そべって日光浴をしている人たちもいます。

改装予定地である中庭およびブチャナン・ビル群は、1958年から1960年にかけて建設されました。当時の写真を見ると、その頃の新しい建物に特徴的な無機質な美しさがあります。抽象的な現代彫刻も並び、落ち着いた雰囲気です。写真の中の人々の服装もきちんとしていて、すっきりと整った背景によく馴染んでいます。

ところが、それが現在はどうなっているかというと、すぐ外の明るい芝生の雰囲気とは打って変わって、ひどく寂れています。古い写真にあった上品な雰囲気も吹き飛んでしまっています。中庭なので日当たりが悪くなり勝ちであり、また、建物の影になってぱっと一目につかないので、ゴミ箱や建設用のコンテナなどが無遠慮に並んでいます。ゴミ箱は、高さ1.5メートル、横2メートルほどの大きなものが5つほど、リサイクル用を含む高さ1メートルほどの小さめのものが20個ほどあります。建築資材を入れるための高さが2メートルはありそうな巨大なコンテナも5つほど置いてあります。

配達をする業者やゴミを回収する業者などのトラックもそのまま入ってくるので、芝生の半分は泥がむき出しになってトラックの車輪の跡が残ります。雨が多い気候なのに水はけが悪いので、大きなぬかるみもできています。植え込みは荒れ放題、大きな花壇には雑草とドライフラワーが並んでいて、中庭と外をつなぐ通路にある金属の手すりはペンキが剥げて折れ曲がっています。学期が終わった後ということもあるでしょうが、人影と言ってはゴミ箱から空き缶などを集める浮浪者が一人いただけです。何とかしなければ、という声が上がる所以です。


2-2.スタンレー・キング

ワークショップを指導したCo-Design Groupは、イギリス出身の建築家スタンレー・キング(Stanley King)さんが率いる専門家グループです。キングさんは教育者でもあります。1960年代にカナダ東部のモントリオール市で建築ラッシュが起こったとき、若き建築家として様々なプロジェクトに関わっていたキングさんは、環境の激変によって古いコミュニティーが強いストレスを被る様子を目の当たりにしました。また、知らないうちに馴染んだ環境が急激に変化することで、若い人々が激しい疎外感と無力感に苦しむ様子にも気がつきました。

キングさんは、のちにUBCで教鞭を取りつつカナダ全土で若年層を対象としたリサーチを行いました。その中で、デザイナーにとって有効な判断基準となるアイディアを若者たちから引き出す方法を開発しました。コー・デザインと名づけられたこの方法は後に大人を対象とした形にも整えられ、開発予定地の将来的な利用者とデザイナーの間に確かなコミュニケーションを生むものであるとして各地で活用されています。


2-3.Co-Design Group (コー・デザイン・グループ)

Co-Design Groupは、キングさんが1979年に設立した非公式な専門家組織です。メンバーは、かつてキングさんの生徒だった人々を含む建築家や都市計画者、リサーチャーなど。どの人も作画技術があり、子供や一般人を対象としたワークショップを運行する技術を身につけています。活動の拠点は西海岸のバンクーバー市周辺(BC州)および内陸部のカルガリー市周辺(アルバータ州)です。現在までに378箇所のコミュニティーで地域の将来作りにかかわり、州、カナダ、およびインターナショナルの様々な賞を受賞しています。


3-1.参加者

当日の参加者は約50人。ただ、ワークショップ関係者や大学の係りの人たちなども何人もいて、全く平等に意見を出し合っていたので、一般の参加者の正確な数は把握できませんでした。年齢層は、先生に引率された高校生のグループから80代と思しき学生らしき人まで、幅広く参加していました。ブチャナン・ビル群の植生をすべて把握している年配の造園デザイナーの姿もありました。美術学部の教職員らしき人々からの発言も随所で聞かれました。大学卒業生など、寄付を求められる立場の人々の参加もあったようです。しかし、現役の美術部学生らしい若者たちの姿はそれほど多くなく、発言も少なく、多少の違和感もありました。



3-2.ワークショップの流れ

ワークショップは、ブチャナン・ビル群内の建物の一階ロビーで行われました。かなりの広さがあり、隅の方に椅子が50人分ほど並んでいます。もう片方の隅には受付があり、お茶とコーヒーなどの準備もありました。受け付けて名前を告げると、白いシールにマジックで名前を書いて名札をつけるように言われます。さらに、写真撮影とビデオの収録もあるので、それに同意するかどうかを聞かれ、書類にサインをするように求められました。

定刻になっても、人々は方々に集まってお喋りをしていて、時間だから始めようという気配はありません。ようやく何となく席が埋まっていき、なんとなく始まります。全体の流れとしては、まず開会の挨拶がかなり長いこと続き、続けてワークショップのルールの説明がありました。それから開発予定地の完成したところを想像するタイムラインと呼ばれる過程があり、どんな様子になっているか、様々なアイディアを出します。

その後で実際に予定地を見ながら更にアイディアを練ります。昼食の後は部屋に戻って様々なアイディアを形にする作業が行われます。これは同じく何となくばらばらに取る休憩時間を挟んで3時間も続きます。参加者のアイディアをアーティストが形にしていくというものです。最後に出来上がったイラスト画をずらりと並べ、盛り込まれたアイディアを表にして全員が評価します。それから人々が部屋のあちこちでお喋りしている状態のままで閉会の挨拶があってお仕舞い、というふうに、終始カジュアルに行われました。

なお、この日のワークショップで作られたデザイン画は、さらに多くの人の意見を聞くために、関係者の人通りの多い場所で展示されました。


3-3.開会

まず、美術学部の学部長による挨拶がありました。何十年も前から何とかしなければという意見が出ていたそうなので、やっと実行の運びとなったことが嬉しくてたまらない様子が伝わってきました。雨の多い気候であること、教室の横なので静けさが必要、など、考慮すべき点は多々あるけれど、学生が居心地よく感じる生気のある場所にしたい、とおっしゃいました。

次に、大学所属の建築家からの挨拶がありました。このワークショップや改装計画に関わった様々な人たちを笑顔で紹介して、感謝の言葉を述べられました。参加者に対しても、天気の良い週末の一日をこのワークショップのために割いてくれたことを感謝し、人々の参加がいかに重要であるかを強調なさいました。

さらに、スタンレー・キングさんの挨拶がありました。これはそのままワークショップへの導入でした。暖かく輝く穏やかな目を参加者に向けて、「あなたはこの場所を大切に思っています。素敵なところに生まれ変わったこの場所で、あなたは何をしているでしょうか。何が感じられるでしょうか。周りでは何が起こっているでしょうか。想像してください」とおっしゃいます。

そして、問題に注目するのではなく、理想像を思い描いてその特質を掴もうとするのがワークショップの狙いであることを強調されました。作画技術のある専門家たち(以下、アーティスト)は参加者のアイディアを視覚で認知できるものに翻訳するのが仕事だ、ということも解説なさいました。


3-4. 発言のルール

続けて、キングさんが発言のルールを説明なさいました。これはとても重要なルールなので、大きな紙に大きく印刷して、会場の一番目立つところに2枚も貼ってあります。ルールは3つあります。

一つは、「私」を主語にして話しなさい、というもの。「私たち」という言葉を使って自分以外の人の意見も代表して述べてはいけません、という注意です。「私」を主語にすることによって、自分自身の意見を情熱と確かさをもって述べることができるからです。

二つ目は、解決策を出そうとするな、というもの。デザインがかもし出す効果について語り、あらゆる可能性を考慮しなさい、と書いてあります。これはたとえば、「静かな場所、鳥の声の聞こえる場所」というアイディアを思いついた場合に、「野外パーティーを開きたい」というアイディアをどう扱うかという問題を解決しようとするな、ということです。そういうのは他の様々な専門的な制約などを考慮しなければならない専門家の仕事であり、ワークショップの目的には沿わないものだからです。

三つ目のルールは、他者のアイディアを非難するな、というもの。どれかのアイディアが気に入らないなら、否定しようとするのではなく代替案を出しなさい、どんなアイディアでも自由に流れ込めるようにしなさい、と書いてあります。

これらのルールが存在するのは、建設的な議論をするにあたっては互いを尊重することが欠かせないからです。自分自身を尊重することも同じく大切であり、くだらない思いつきかもしれない、と恐れる必要は全くないということを理解してもらわねばなりません。そのため、ワークショップの本番の前にこれらのルールをしっかり説明するのです。

ここで、さっそく質問がありました。「ローラーブレード禁止」というような、何かを規制するアイディアを出してもいいのか、という内容です。発言のルールに関するものですが、司会者はこれに対して「それでもいいですが、できればそれを実際の自分の行動に置き換えて想像してください」と笑顔で返答しました。ローラーブレードをするな、ではなく、寝転んでいる、ジョギングをしている、などのアイディアを挙げることを薦めているのです。規制は実際的な解決策に当たり、ワークショップの目的には沿わないからです。

3-5.タイムライン

参加者の前の壁には、縦1メートル、横3メートルくらいの大きな紙が貼ってありました。真ん中には水平な線が一本引かれていて、さらに太陽の動きを示す線が弧を描いて全体に引かれています。水平の線には早朝6時から翌朝6時までの時間が刻まれています。ワークショップの最初の段階は、完成した中庭の様子を時間ごとに思い浮かべ、それをこの紙に書いていくというものです。また、向かって右横には縦1メートル横50センチくらいの別の紙があり、それには「特別なイベント」と書かれていました。

進行役をしたのは、Co-Design Groupのメンバーの一人、チャック・スミスさん。スミスさんは、紙の前に立ってキングさんの発言を繰り返しました。「すでに完成したこの場所で、早朝6時に何が起こっているでしょうか。季節はいつでも構いません。毎日の出来事でなくて、特別な日の様子でも構いません。」会場の反応は活発で、すぐさま「昨夜のどんちゃん騒ぎの後片付けをしている」という声が上がりました。あちこちから笑い声が上がり、スミスさんも笑いました。しかし、冗談半分の意見なので笑い飛ばしてお仕舞いではなく、ちゃんと「では、掃除をしている、ということでいいですか?」と言ってちゃんと記入されました。

アイディアは、最初はポツポツという感じで出ていましたが、やがてどんどん手が挙がり始め、大きな紙がどんどん埋まっていきました。私も手を挙げて、「雪かきをしている」というアイディアを出しました。これは、そんなに雪の多くない町で桜の美しい春に思いつくには妙なことであったかもしれません。でも、「えっ?雪かき?」という感じでちょっと驚かれましたが、「じゃあ、それは別紙の“特別なイベント”の方に書いておきましょう」と言って、ちゃんと受け入れていただきました。後からは同行した友人と一緒に「足湯に入っている」という冗談のようなアイディアも思いついて、でも一応言ってみたら、これも「水に親しめる設備」として書き込んでいただきました。

このように、発言は終始肯定的に迎え入れられました。コンサートをしている、読書をしている、などの相反するアイディアであっても、どちらかを否定することなく書き込まれました。「それはいい、面白い」という言葉が何度も発せられました。「こんな思いつきは馬鹿みたいじゃないだろうか」と怯える必要がないので、参加者も安心して発言できるし、楽しく考えることができます。手を挙げても競争率が激しくてスミスさんに気付いてもらえないほど、たくさんの発言がありました。
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# by ammolitering7 | 2013-01-23 03:26 | ワークショップ

2009年4月ワークショップ2

もう少し、中庭の様子など。
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すばやくスケッチをするアーティスト。
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もう一つの中庭で。輝く80代、スタンレー・キングさん。
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ランチにはピザが出ました。ベジタリアンが多い町なので、肉なしのも用意してあります。食事をしながら、くつろいだ雰囲気の中で視察と議論が続きました。
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お昼のあとは、部屋に戻ってイラスト画を作ります。参加者のアイディアをその場で絵にしてくれます。
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イラスト画を描く用紙の左上には、こんな注意書きがありました。自分の感覚を大切にしろ、というものです。
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テーマごとに分かれたグループが部屋の方々に集まり、それぞれのイラストを描きます。
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出来上がり。3つの活動を表す3つのイラストが描いてあります。どれも最初は自分に当たる人物から始められます。その周りの様子はどんなふうか、というふうにしてイラストを広げていきます。私が出したやや子供っぽいアイディアも、馬鹿にせずに聞いてくれました。木は花が咲く木で、鳥の巣箱があって、というものです。

絵の左には評価表がついています。絵の中のいろんなアイディアをリストにしたものです。
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イラスト作りのために用意された時間は丸々3時間。でも、それでも足りずにがんばる皆さん。通りがかりの人も飛び入り参加して、人だかりになっています。
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もう一人のアーティストをさかさまになって手伝うアーティスト。
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最後はアイディアの採点です。特徴的なのは、「良い、まあまあ、悪い」ではなく、「すばらしい、工夫が必要、いいアイディアではあるが他のところに向く」という評価をすること。ちょっとした表現の仕方ではありますが、他者の思いつきを頭ごなしに否定しない姿勢が現れていると思います。
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評価が分かれています。。。
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# by ammolitering7 | 2013-01-23 03:25 | ワークショップ

2009年4月19日に行われたワークショップ

今日はかねてよりの念願だったスタンレー・キングさんのワークショップに参加しました。キング氏はイギリス出身の建築家であり、教育者でもあります。現在ではもう引退なさっているのですが、どうも全然引退したような素振りがなく、現役のワーカホリックにしか見えません。長年の実績を買われ、何かとややこしい仕事を請け負っていらっしゃるようです。

キング氏は、建築家であり教育者でもあるというユニークな背景を活かし、都市計画における独自のプログラムを作り出しました。「コー・デザイン」(一緒にデザインする)というそのプログラムは、カナダ内外の都市計画プロジェクトにおいて非常に有効であるとして高く評価されています。

どのような内容かというと、都市計画の予定地が挙げられると、その場所に関係する人々をあらかじめ招いて、極めて肯定的な雰囲気の中で人々の声を聞いて集約する、というものです。このプロセスには小さな子供も含まれますし、コンピューターなどに馴染めないお年寄りでも気軽に参加できるよう、イラスト画の作成などすべてが手作業で行われます。

このワークショップについては近いうちにまた詳しくまとめようと思いますが、今日はとりあえず和やかで活発なワークショップの様子を簡単にご紹介します。

会場は地元の大学の一角にある建物。中庭が荒れているので、それをデザインしなおそう、というのがテーマです。近くには見事な桜の木がありました。
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お茶とコーヒーなどのサービスがあり、ランチにはピザも出て、さらにおやつの時間にはクッキーまで出てきました。でも、これで完全無料のワークショップなのでした。10時から5時まで。
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ワークショップでのルールが書いてありました。大きなポスターにでかでかと書いてあって、それが2枚も貼ってあります。内容はこういうことですが、人と人がコミュニケーションをとるうえでとても大切なことだと思います。キング氏との会話はいつのとても快適なのですが、それは彼自身がこれらのことを常に実行していらっしゃるからだと思います。
1.自分の意見だけを言いなさい。「私たちは」という言葉で自分に正当性を持たせようとするな、というようなことです。
2.解決策を出そうとしてはいけません。結果的な状態を描写してください。
3.人の意見を否定してはいけません。反対なら代替案を出しなさい。
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会場には、こんな大きな白い紙が貼ってありました。真ん中に水平の線が一本引かれ、太陽の移動を示す線が引かれています。
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会場のセットアップは、最初はこんなふうでした。
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中庭が新しく生まれ変わったところを想像して、一日にそこで自分がしていることや回りに感じる様子などを書いていきます。司会の人が人々に発言を促し、少しずつアイディアが集まり始めました。まもなく「はい!」「はい!」という感じであちこちから手が挙がるようになりました。
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中庭の現状はこんな感じ。巨大なゴミ箱がいくつも並んでいます。写真には撮りませんでしたが、空き缶を集める浮浪者の人が忙しく漁っていました。雑草は伸び放題、金属の手すりは折れ曲がり、芝生は半分泥、床のコンクリートはひび割れ、、、という有様です。
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たくさん出されたアイディアを5つに分類し、参加者はそれぞれ自分の関心に基づいてグループに分かれました。それぞれにグループに一人のアーティスト(建築家)がついて、みんなで中庭にでました。現場を見ながらさらにアイディアを出し合います。
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# by ammolitering7 | 2013-01-23 03:23 | ワークショップ